【最新2023】企業が求めるTOEICのスコア一覧

大手企業や外資系企業、いわゆる有名企業に就職しようと考えたとき、
採用基準のひとつとしてあげられるのが「TOEICのスコア」です。

しかし、企業はおおやけに明確な点数を公表していないこともあり、
基準が分からないという方も多いかと思います。

そこで今回は人事担当者の意見などを元に
「就職・転職に必要なTOEICの企業別のスコア基準」
を作成したので参考にしてみてください。

自分の今のスコアだと
どれくらいの点数を目指せばよいのか
どのあたりの企業が狙えるのか、
目安にしてもらえればと思います。

はりねずみ先輩

有名企業に就職したいから基準知りたいわ~

目次

TOIECの平均スコア

日本人のTOIECの平均スコアは下記の通りとなっています。

[過去3年間の平均スコア]
2020年:620点(リスニング:337点 リーディング:282点)
2019年:588点(リスニング:323点 リーディング:265点)
2018年:580点(リスニング:321点 リーディング:259点)

※リスニング・リーディングともに満点はそれぞれ495点ずつで、合わせて990点がTOEICの満点です。

社会人と大学生の平均スコア

2016年の分析データだと、全体の平均点が585点なのに対し、
社会人のみだと平均点は少し高く607点です。

大学生の平均点は568点で、全体平均の582点とほぼ同じ結果となっています。
出典:TOEIC Program DATA&ANALYSIS 2016

【企業別】TOEICで求められるスコアの目安

〇900以上

・ジョンソン・エンド・ジョンソン ファイナンス職 ・サムスン(採用基準) ・松下電器(国際広報)

〇860点

・野村ホールディングス(採用基準) ・富士通(海外出張基準) ・三菱商事(海外留学基準)

〇850点

・オーストラリア大使館 ・NTTコミュニケーションズ(採用基準)

〇800点

・楽天(800 スコアなしで受験可だが、 入社までに800を取らなければならない。) ・OSI Soft Japan(800程度以上を目安) ・コナミ ・LG電子(採用基準) ・HYUNDAI(採用基準) ・住友不動産(採用基準) ・野村不動産(採用基準) ・日立製作所(幹部候補基準) ・KDDI(昇進基準) ・マクドナルド(海外赴任基準) ・三井住友(総合職基準)

〇750点

・JTB ・アマゾン ・丸紅(5年目基準) ・三井物産(3年目基準) ・三菱商事(課長基準) ・楽天(管理職基準)〇730点
・日産自動社株式会社  ・ユニリーバ(採用基準) ・双日(海外赴任基準) ・ソフトバンク(採用基準) ・武田薬品(採用基準) ・住友商事(管理職、海外赴任基準) ・日本IBM(次長基準) ・丸紅(海外赴任基準) ・三井物産(海外赴任基準) ・三菱商事(海外赴任基準)

〇700点~

・NTT東日本(採用基準) ・三菱電機(採用基準) ・ヤマト運輸(採用基準) ・旭化成(採用基準) ・ブリジストン(採用基準) ・三菱自動車(事務職基準) ・ファーストリテイリング(採用基準) ・伊藤忠商事(4年目、海外赴任基準) ・楽天(課長基準) ・キリンビール(事務、技術職基準) ・資生堂(海外赴任基準) ・みずほ証券(海外赴任基準) ・シャープ(海外赴任基準)

〇600点~

・オリックス(採用基準ではないが入社までに650取得を目安) ・三菱ロジスネクスト(文系のエントリー者は600)

業界別TOEICで求められるスコア

金融業界

外資系金融の場合、英語による詳細なやり取りが多く、少しの聞き間違いや
聞き漏れが大きなミスにつながってしまうケースも少なくありません。

そのため、TOEICスコアでは800~900点以上程度のスコアを目指すとよいでしょう。

コンサル業界

コンサル業界は、競争率が高く、語学力についても高いレベルが要求されます。
業態や業務内容にもよりますが、顧客と英語で細かなやり取りや、プレゼンも必要なのでTOEICスコアとしては800~900点以上を目安と考えておきましょう。

メーカー業界

外資系メーカーの場合、どの部署であっても英語でのメールのやり取りや会議で議論ができるレベルが必要となります。入社時にTOEICスコアが700点以上あれば基本的に問題はないでしょう。

ただし、企業によっては語学力がない場合でもそれにとって代わるスキルがあれば採用する場合もあるようです。

医療業界

医療業界の場合、業界の変化が激しく、また、専門的な 論文などを読んで理解できる力が求められます。
そのため、高いレベルの語学力が必要となります。

専門的用語などに特化して覚えていくことも重要ですが、業務によって求められる英語力にも幅があるので、650点~850点以上を目安としましょう。

観光、インバウンド業界

職業上、外国人上司とのやり取りをすることが多いため、コミュニケーションにおいてそれなりの語学力が求められます。
ただし、実際に顧客に提供するサービスを対応する立場としては、日常会話がスムーズにできるレベルで業務に支障はないようです。

TOEICスコアとしては、ゲストサービスであれば日常会話レベルの600点以上、管理職やシニアクラスの役職であればビジネスレベルの700点以上は必要になるでしょう。

商社

海外に事業を展開している商社も多いため、海外拠点の駐在員として勤務することも少なくありません。
また、日本勤務の場合でも、英語でのやり取りや取引などが頻繁にある場合は、
専門的な用語を使用して会話できる語学力が必要です。

商社は人気も高いので、TOEICスコア以外にも海外での在住経験などがあるなど、他の人との差別化が重要になってきます。
TOEICスコアでいうと、最低でも750点以上は欲しいところです。

(参考:IIBC TOEIC公式サイト**『目標スコアを決めて、計画的に取り組もう!』** )

点数別で見るTOEICの英語力の目安

500点台

「基礎力がつき、出来ることが増え始めた段階」と言える段階です。
英語が非常に得意と言えるレベルではありませんが、一定の長さの文章を読むことができ、多くの単語を理解しています。
ただし、外資系企業への転職を目指すのであれば、英語力としてはまだまだ通用しないレベルです。

600点台

「ある程度英語ができるようになったけど、まだおぼつかない部分がある段階」と言えます。
英語での日常会話が可能であるため、世間一般的にも評価をされることが多いでしょう。
ただし、まだ複雑な英語に太刀打ちできるレベルではありません。

外資系企業においては比較的高度な英語力を必要としない部署や職種であれば、採用条件を満たすことができるかもしれません。

700点台

英語がある程度でき、ビジネスレベルでも通用する段階だといえます。

専門的な内容は難しいかもしれませんが、外資系企業であれば最低700点以上という基準を設けている企業が多いため、まずはここを目標にしたいところです。

800点台

英語を生かして仕事ができるうえに、文章なども細部まで理解できる段階だといえます。
外資系企業の採用基準を満たしている場合がほとんどなので、大きな強みとなるでしょう。

900点以上

英語力という点ではほとんど困ることはなく、複雑な会話などもスムーズに行える段階です。
外資系企業のどの業務でも基本的に対応することができ、即戦力としての活躍が期待できます。

(参考:IIBC TOEIC公式サイト**『海外出張や赴任の基準』**)

まとめ

今回は企業ごとの、TOEICの必要点数の目安を見てきました。
TOEICの点数は採用におけるひとつ要素ではありますが、グローバル化の現代
においては企業側も英語ができる人材を欲しています。

TOEICは日本企業において重要な指標なので、就職、転職に向けて
ぜひTOEICの勉強を頑張っていきましょう!

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