近頃、「ChatGPT」などの生成AIの発達が目覚ましく、ニュースなどでも良く耳にするようになりました。
すでに使ったことがあるという人も多いかと思いますが、これらの自動生成ツールを
用いてブログを自動生成することは可能なのでしょうか?
文章の作成をAIがしてくれれば、かなり楽になるぞ!
でもAIでブログを作ったらペナルティとかないのかな、、?
今回は実際に自動生成AIを用いて文章を作成し、実際に使えるのかどうかということを検証していきます!
AIを活用した記事の自動生成とは
生成AIとは、ジェネレーティブAIとも呼ばれ、画像やテキスト等を生成することができるAIのことです。
従来の検索エンジンでの検索とは異なり、AIが自ら答えを探して学習する「ディープラーニング(深層学習)」を用いて文章を構築します。
生成AIは、人間の仕事や作業をサポートするツールとして様々な分野での活用が期待されています。
今回は実際にブログの記事を生成AIによって作成することができるのかという点について確認していきます。
自動生成機能の拡大による検索エンジンへの影響
みんなが簡単に記事を量産できるようになれば、検索エンジンは情報にあふれてしまうような、、
だからこそ、検索エンジン事業者は改善を急いでいるようです!
実際に、米New York Times誌の報道によると、グーグルは生成AIの台頭は会社存続にかかわる事態とのことで
「非常事態」を宣言したようです。
自動生成による文章作成は、Googleも対策してくることが明確に考えられるので、
個人のライターや、企業のブログ担当の方などは動向を注視する必要があります。
参考:
実際の活用事例(企業)
近年個人のレベルでも、生成AIのブログ活用方法などの情報がWeb上にも広がってきていますが、
企業レベルでは、もうすでに生成AIは広告やクリエイティブの事業に実際に活用されています。
例えば、インターネット広告代理店大手のサイバーエージェントにおいては、
「極予測AI」「極予測TD」「極予測LP」など、AIを用いた広告クリエイティブ制作領域のサービスにおいて
活用を始めています。
さらにchatGPTのような独自の生成AIのシステムを構築しており、今後もより活用されていくことが大いに考えられます。
参考:
https://markezine.jp/article/detail/42223
自動生成のメリット・デメリット
個人ブログレベルで、AIライティングをブログの作成に使うメリットとして、主に以下の2点が挙げられます。
1.時間と労力の節約
2.記事のアイデアだしができる
時間と労力の節約
AIツールは、与えられたテーマに従ってWeb上のテキストを収集・解析し、文章を生成します。
ツールを使うと、タイトルや概要を入力するだけでよいので、自分でWeb上の記事を読んで調べる手間が省けます。
複数の参考記事を読んで理解することはそれなりの時間がかかるため、
この情報収集の工程を削減できるのは大きなメリットであるといえるでしょう。
記事のアイデア出しができる
AIツールは、Web上にあるさまざまな既存のコンテンツから情報を収集・解析して、
幅広いトピックや表現、選択肢を提案することができます。
AIツールが生成した文章を確認することで、自分の頭にはなかった考え方や観点を見つけるきっかけになり、
新たなアイデア創出や網羅的な情報把握につながるでしょう。
例えば小説などのストーリーのアイデア出しにも活用できます。
ただ、あくまで機械が処理している文章になるので、必ず最後は人間がチェックすることを忘れないようにしましょう。
デメリット
逆に、デメリットに関しては下記の通りです。
1.不正確な情報やコピーコンテンツが含まれるリスクがある
2.特定の業界や専門的なトピックに弱い
3.スパム認定される場合がある
不正確な情報やコピーコンテンツが含まれるリスクがある
AIツールが生成するブログ文章は不正確な内容の文章や事実に反する内容が含まれている可能性があります。
また、どこから情報を拾ってきたのか不明なので、内容に著作権侵害する内容がふくまれていたり、
コピーコンテンツが含まれている可能性があります。
このように不正確な内容がブログ文章に含まれている場合は、検索エンジンからペナルティを受ける可能性があり、
注意が必要となります。
体験談を書くことができない
Googleの記事に対する評価基準のひとつにEATというものがあり、これは、
「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」
で構成されています。
つまり、実際の経験に基づいて書かれた記事内容をGoogleは評価するということです。
ただ、AIによるブログ文章の生成においては、AIは実際に体験をすることができないので、
経験から文章を生成することができません。
これは読者にとってもその情報が実際に役立つか不明ということから、SEOの評価低下ということになりかねます。
スパム認定される可能性がある
上記の二つのデメリットに関連することですが、不正確であり、かつ実体験のない記事はスパム認定される可能性があります。実際にAIによる記事作成かどうかを判定するツールのようなものも現在存在しているため、そのまま記事に乗せるということを多用しすぎるとサイト自体がスパム認定されることになりかねません。
記事の自動生成するときの注意点
上記のメリット・デメリットからも、あまりにAI生成記事をそのまま記事に反映することがデメリットが大きいように見えます。そのため、下記注意点を押させて使用する必要があります。
生成のポイント
1.文章が自然な内容となっているか
2.読者の検索意図を解決する文章になっているか
3.文章内容が正確か
4.コピーコンテンツになっていないか
実際に使える記事作成ツールの一覧
実際に文章生成AIツールを用いてブログ記事の作成を実験していきます。
今回は、「chatGPTなどの生成AIが普及していく中で検索エンジンは今後どのように変化することが考えられるか?」
という質問をそれぞれのAIツールに実際に質問をしてみました。
それぞれのAIツールがどのような回答を出力するのか、確認していきましょう。
ChatGPT
ChatGPTとは、OpenAI社が2022年11月30日に公開したAIチャットボットサービスです。
日本語に対応しているAI対話型のサービスで、基本無料でだれでも簡単に利用することができます。
(※最新版のGPT-4を利用する際は有料となります)
対話型で使用しやすいため、まず手始めに使うにはもってこいの文章生成ツールです。
実際に質問を入力してみるよ!
入力した質問:chatGPTなどの生成AIが普及していく中で検索エンジンは今後どのように変化することが考えられるでしょうか?
早速回答が出てきました!
質問の回答
AIの普及により、検索エンジンは以下のように変化する可能性があります。
1.より正確な検索結果:
AIの進化により、検索エンジンはユーザーの要求に合わせてより正確な情報を提供することができるようになります。
2.個別に適応した検索結果:
AIはユーザーの嗜好や行動履歴を学習し、それに基づいてカスタマイズされた検索結果を提供することができます。
3.異なるメディア形式の統合:
AIはテキストだけでなく、画像や音声などの異なるメディア形式を処理し、それらを検索結果に統合することができます。
4.自然な対話型検索:
AIを活用することで、ユーザーはより自然な言葉で検索クエリを入力し、対話的な形式で情報を取得することができます。
これらの変化により、より精度の高い検索結果やユーザーに適した情報が提供され、検索体験が向上するでしょう。
ChatGPT
このように、根拠⇒主張の文章的な構成ができているため、一見正しそうな文章となっています。
ただ、日本語の文章として、少し硬く、読みにくい部分があるため、このままブログ文章に使用することは難しいです。
質問の仕方を工夫することで優秀なパートナーとして活用ができそうです。
Catchy
Catchyは、株式会社デジタルレシピが提供している、AI技術を活用したライティングツールです。
マーケティングのプロモーションや広告のための高品質なコピーを自動生成するために設計されています。ブログ記事、広告コピー、SNS投稿、プレスリリース、ニュースレターなど、さまざまなジャンルのコンテンツに対応しています。
会員数は 60,000人を突破しており、ChatGPTより生成AIを積極的に活用したい人に向いています。
月10クレジットまでは無料で使用で使用することができるので、気になる方はぜひ試してみて下さい!
Catcyでは、タイトル、概要文、見出し、本文など専用のテンプレートを組み合わせて自由に記事が作れる方式となっています!
今回は記事の本文を生成たいので↓の内容を入力します!
タイトル:
概要文:昨今、ChatGPTなどの文章生成AIが発展してきています。これによって人々の検索のあり方が大きく変わると言われていますが、検索エンジンは今後どのように変化することが考えられるでしょうか?
見出し:1.生成AIとは2.生成AIのメリットとデメリット3.生成AIで文章を生成する方法4.まとめ
質問の回答
最近、ChatGPTなどの文章生成AIが開発されている – 今後、検索エンジンにどのような影響を与えるか?
生成AIとは、既存のデータから新しい文章を生成することに特化した人工知能のサブセットです。記事などの文章を素早く作成する方法として、普及が進んでいます。この技術は、検索エンジンの未来に影響を与えると言われていますが、どのようになるのでしょうか。今回は、生成AIを使うメリットとデメリット、この技術で文章を生成する方法、そして今後検索エンジンに与えるであろう影響について解説します。
ジェネレイティブAIとは?
Generative AIとは、与えられたデータから新しいテキストを生成するために使用される人工知能技術の一種である。この技術は、自然言語処理(NLP)と深層学習アルゴリズムに依存して、与えられたデータを理解し、スタイルが似ているテキストを生成します。生成AIは、画像のキャプション付けから顧客サービスの自動メールまで、さまざまな分野で利用されており、記事などの文章を素早く作成する方法として人気が高まっています。
ジェネレーティブAIのメリット・デメリット
Generative AIは、文書などの文章を素早く作成するための優れたツールになります。要約や記事などの文章コンテンツを、手作業で生成するのに比べて、わずかな時間で生成することができます。さらに、この技術は、顧客サービスの電子メールや長い文章の要約を提供するなど、特定のタスクを自動化するために有益である。
しかし、生成AIにはいくつかの欠点があります。そのひとつは、この技術が偽のニュースやその他の不正確な情報の生成に利用される可能性があることです。また、ジェネレーティブAIは既存のデータに依存するため、オリジナルのコンテンツを生成することが困難です。つまり、想像力豊かでクリエイティブなコンテンツを作るには不向きなのです。
ジェネレーティブAIでテキストを生成する方法
ジェネレーティブAIでテキストを生成するのは比較的簡単です。論文や書籍など、大量のテキストデータをモデルに提供すればよいのです。すると、モデルはこのデータから「学習」して、スタイルや内容が類似したテキストを生成します。生成AIモデルには、リカレントニューラルネットワーク、ディープラーニングアルゴリズム、強化学習など、いくつかの異なるタイプがあります。これらの高度なモデルは、従来のモデルよりもはるかに信憑性が高く、自然に聞こえるテキストを生成することが可能です。
まとめ
生成AIは、与えられたデータからテキストを生成するために使用することができる人工知能技術の一種です。この技術を使えば、文書や記事などの文章を、手作業で生成するのに比べてわずかな時間で素早く生成することができます。しかし、ジェネレーティブAIは、偽のニュースなど不正確な情報を生成したり、想像力豊かでクリエイティブなコンテンツの生成には不向きな面もあります。ジェネレーティブAIによるテキスト生成は簡単で、モデルにテキストデータを与え、そのデータから学習させるというものです。
ChatGPTより記事の体裁となった文章が生成されました。
内容がかなり専門的になってしまったので、一般的には読みにくい文章となってしまいましたが、
単語の置き換えや文章に手入れをすることで実際の記事に反映することができそうです。
さすがにこのまま使用は難しそうですが、記事作成を効率化するにはかなり有力なツールです。
NotionAI
Notionはメモやタスク管理、ドキュメント管理、データベースなど、仕事で使うさまざまなツールを1つにまとめた「オールインワンワークスペース」のツールです。NotionAIのは、Notionのワークスペース上で利用できるAIアシスタントサービスで文章の自動生成や要約、機械翻訳など、Notionでの作業を幅広くアシストしてくれます。
2023年2月に正式リリースされて以降は、Notionユーザーなら誰でも使用可能です 。ただし無料で使えるのは、ワークスペースのメンバー1人につき20回までとなっています。使い放題ではないので、注意しましょう。
今回は”ブログ投稿”を選択して文章作成をNotionAIに依頼したよ!
入力した質問:chatGPTなどの生成AIが普及していく中で検索エンジンは今後どのように変化することが考えられるでしょうか?
質問の回答
イントロダクション
最近、生成AIの技術が進化し、chatGPTなどのAIが普及してきました。このAIは、会話や文章の生成に優れており、今後ますます普及していくことが予想されます。このような状況下で、検索エンジンはどのように変化するのでしょうか。
AIによる検索結果の改善
生成AIの普及により、検索エンジンはより正確な検索結果を提供することができるようになるでしょう。AIは、検索ワードに基づいて、より適切な検索結果を生成することが可能です。AIはまた、検索結果を分析し、より正確な情報を提供することができます。これにより、検索エンジンがより信頼できるものになることが期待されます。
検索エンジンのUXの向上
AIが普及することにより、検索エンジンのユーザーエクスペリエンス(UX)は向上するでしょう。AIはユーザーの検索履歴を分析し、個々のニーズに基づいて検索結果を自動的にカスタマイズすることができます。これにより、ユーザーはより適切な検索結果を得ることができ、検索エンジンがより使いやすくなると期待されます。
検索エンジンの広告ビジネスの変化
AIが普及することにより、検索エンジンの広告ビジネスも変化することが予想されます。AIは、広告主に対して、より正確な広告ターゲティングを提供することができます。また、AIは、広告のクオリティを向上させ、より効果的な広告を提供することができます。これにより、検索エンジンはより多くの広告収益を得ることができるようになるでしょう。
コンクルージョン
AIの普及により、検索エンジンは大きな変化を迎えることになるでしょう。AIによる検索結果の改善、UXの向上、広告ビジネスの変化など、様々な側面で変化が起こることが期待されます。これにより、検索エンジンはより正確で使いやすくなり、広告主にとってもより効果的な広告を提供することができるようになるでしょう。
かなりブログっぽい文章になってますね!
このように、かなりブログっぽい文章が作成できました。
さらにユーザー目線からの解説と、検索ブラウザ側からの解釈も入っていて、
分かりやすい文章だったのでかなり驚きです。
まとめ
本記事ではAIによる文章作成の基本からメリット・デメリット、ツール使用時の注意点まで詳しく解説しました。
ツールうまく活用できれば、ブログ記事作成において、効率性の向上やコスト削減など、沢山のメリットを得ることができます。
本記事でご紹介したツールは無料で始めることができるものも多いため、気になるツールがあれば試してみてはいかがでしょうか?
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